Vol.001 ~ 共に支え合う社会へ

人々が「これは新しい!」と思うアイデアというのは、よくよく見ると実は、常日頃の私たちの「日常」に転がっている感性に、ほんの少しの角度を変えてみたアプローチや視点だったりします。社会も同様に、私たちは、日常生活の中で様々な課題を抱えますが、それを解決する手段や、アイデアも実は日常の中に転がっている視点や要素を組み替えることで解決したり、人類の技術革新がもたらす恩恵がそこで初めて生かされてゆきます。

そうした視点を、自分の住むまちや、地域社会、社会問題へ移してみると、大げさな改革や変革を行わなくても、アイデア次第で、シンプルな解決法が見つかることもあったりします。

例えば、時短勤務を積極的に雇用側と働く現場双方が受け入れたことで、人件費の削減と、働く人のライフワークバランスの双方にとってよい解決策がみつかったり、部署内の仕事を互いに共有でき、同僚の仕事を理解することにつながったり。また、駅の点字ブロックに物を置かない、そこに立ち止まらないことを利用者が徹底することで、目が見えない人が駅を利用する際のストレスが減ったり。

このように、社会も、ほんの少しの気づきが人々の悩みを解決したり、生きやすい社会への道筋が見えたりするものです。

慣例に従うことや、周りの意見に合わせることは、我々日本人が大切にしている一つの文化ですが、時にこれにとらわれない、異なるアイデアや知識、分野の組み合わせ、つまり、自由な発想に基づき考えることが時に私たちの窮屈な状況や困難を救うことを、私たちは忘れないようにしたいです。

ただ、ひとりひとりが蓄えられる知識やアイデアには限界があります。だからこそ、様々な異なる立場や、異なる場所の人々が相互につながり、様々な視点、知恵、知識を持って、アイデアや意見を共有していくことで、その蓄えられる知識の量やアイデアの深みを掘り下げることができるようになるのではないでしょうか。昨今のICT(フェイスブック、ツイッター、ウェイボーなどのSNSやスカイプ、ウィチャット等の双方向コミュニケーションツールの普及と浸透)の進展がもたらした、地理的、時間的制約を解消してくれるコミュニケーション力の普及は、そうした取り組みを下支えしてくれる頼もしい人類の英知だと思います。

そうした状況の中で、あなたのアイデアが起業をと通して、社会的課題を一つでも解決できるとしたら、あなたならそうしますか?私は、ぜひあなたに迷わずにそこに飛び込んでいってほしいと思っています。あなたは志を共にする仲間と繋がり、課題解決のためのアイデアを提示し、仲間同士でそこに新しいアイデアをさらに提案する。こんな風に切磋琢磨し、自らを育む環境が実現できれば本当にすばらしいと思いました。ただ、そういうコミュニケーションは、ICTだけに頼るだけではなく、「軸」を共有するリアルな、顔と顔を突き合わせてお互いを肌に感じながらの議論の場も必要不可欠な要素です。バーチャルでドライな関係だけでは目的は達成できることもあろうとも、相互に「志」を忘れてしまうかもしれません。この思いを共有する仕組はとても大事です。

このように離れていても常に共にあり、必要に応じて人間臭い繋がりを可能とし、アイデアを生み出し続き、志をうしなわないための核ならんために発足したのが「日本創生研究所」です。本研究所では、前例踏襲主義や固定概念に打ち勝ちアイデアを具現化させるために、実績を有するイノベーターからなる組織も併せて設置し、志あるあなたを応援します。あなたのアクションを支援し、地方にいても、どこにいても、ひとりきりではなく、共に支援する仲間が本研究所にはいます。あなたが本研究所を“志の我が家 ”と思ってもらえるように、引き続き尽力を続けたいと思います。



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